【宮城県 女川町 筧あゆみ 2011.04.14-15】
−泥まみれの写真を修復する女性−
避難所には瓦礫の中から見つかった写真やアルバムが持ち込まれる。これを二人の女性が修復していた。綺麗に洗って乾燥させ、カーリングをとり展示し持ち主に戻す作業だ。その一人が女川町臨時職員の筧あゆみさんだ。他の地域では自衛隊の方などが分別してはくれるものの修復までには至らないのが現状だった。ここでは冷たい水で一枚一枚丁寧に洗浄される。インクジェットの写真は難しいが、銀塩のペーパーに焼かれた写真ならかなり見られるようになる。避難所にて、どこか心の温まるシーンだった。
筧さんも自宅の一階が津波でやられてしまったそうだが、今は二階に住んでいるそうだ。黙々と作業をしながらも気さくに取材に応じてくれた。
本来、こういった作業は写真を生業としている自分がボランティアで関わらなくてはならないような気がし、何処となく恥じる自分がいた。しかしながら、思い出の写真が一枚一枚蘇っていくその瞬間は何か輝いているように見えた。
−泥まみれの写真を修復する女性−
避難所には瓦礫の中から見つかった写真やアルバムが持ち込まれる。これを二人の女性が修復していた。綺麗に洗って乾燥させ、カーリングをとり展示し持ち主に戻す作業だ。その一人が女川町臨時職員の筧あゆみさんだ。他の地域では自衛隊の方などが分別してはくれるものの修復までには至らないのが現状だった。ここでは冷たい水で一枚一枚丁寧に洗浄される。インクジェットの写真は難しいが、銀塩のペーパーに焼かれた写真ならかなり見られるようになる。避難所にて、どこか心の温まるシーンだった。
筧さんも自宅の一階が津波でやられてしまったそうだが、今は二階に住んでいるそうだ。黙々と作業をしながらも気さくに取材に応じてくれた。
本来、こういった作業は写真を生業としている自分がボランティアで関わらなくてはならないような気がし、何処となく恥じる自分がいた。しかしながら、思い出の写真が一枚一枚蘇っていくその瞬間は何か輝いているように見えた。