• 福島県
    • 南相馬市 2011.3.26
    • 南相馬市 2011.4.3
    • 新地町 2011.3.27
    • 新地町 2011.4.3
    • 松川浦 2011.4.3
  • 宮城県
    • 仙台港 2011.3.27
    • 石巻市 石原軍団 2011.4.16-17
    • 石巻市 2011.4.14-15
    • 石巻市牡鹿半島 2011.5.4
    • 女川町 2011.4.14-15
    • 女川町 筧あゆみ 2011.4.14-15
    • 女川町 2011.4.26
    • 南三陸町 2011.4.26
    • 気仙沼 2011.5.4
  • 岩手県
    • 陸前高田市 2011.4.15
    • 陸前高田市 2011.5.4
  • その他
    • 被災地に咲く 2011.4.26-27
    • 船の墓場 2011.5.4
  • 鈴木高宇オフィシャルホームページ
【福島県 南相馬市 2011.04.03】
  防波堤は無残に破壊されたまま、冠水した田んぼもそのまま水はあまり引いていない。ランドセルも泥にまみれ、ところどころアルバムが散乱する。土砂にまみれた写真はどことなく虚ろで、これが過去現実にあったシーンであったのか消化できない自分がいる。
  これらの写真は、できれば真水で洗い日陰干しすれば再び日の目を見ることができる。傷ついた写真はPCで修復し修正することも可能だ。また元の持ち主に戻って思い出を語り合う日が来ることを願うのみだ。
  04.07のニュースでは、また30km圏内に住民が戻ってきたことを報じていた。南相馬市もそのエリアに入る。ただ、なんとなく曖昧なのが、「自主避難」の言葉だ。20km〜30kmが自主避難とは、30km圏外まで自主的に避難せよ、なのか、自主的だから戻ってきても良いのか、という曖昧さのことである。避難者たちは、もう限界に達している。復興への明るいニュースもある中、津波の被害だけでは終わらない放射能の脅威がここにある。
  いわきナンバーのトラックで納品しないでくれ、との業者からの連絡が口頭であったという運送会社のことがTVで取り上げられていた。何か社会がおかしな方向へ向かっているような気がしてならない。
  「ばんばれ!」そんな言葉を軽くかけられない状態が続いている。被災者はもう十分頑張っている。支援する人間も頑張っている。でも、まだ支援に参加したいけど参加したい方がいるなら、募金箱に100円でも良いから長期的に応援と支援をしようではないか。土砂まみれの写真が修復されて、家族に笑顔が戻る日まで。